LinksKK’s 行政書士事務所ブログ

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ネットで調べた情報は正確?情報収集能力は専門性が求められる。


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正確な情報、あなたは選べますか? 

外国人と日本人との国際結婚の手続き方法を調べることがよくあるのですが、なかなか正確な情報が手に入らなくて大変です。

 

なんせネットで調べると、言っていることがマチマチで、どこの情報を信じたらいいのか…

その情報が正解かもしれませんし、正解だったのかもしれません。そもそも間違っていることも多々あります。

 

情報が溢れすぎていることも弊害ですが、正確な情報をキャッチする能力が求められますね。

 

また、書籍だとある程度の正確性が担保されているかもしれませんが、制度改正などで情報が古いかもしれません。

生の情報だと、その方のフィルターを通してになりますので、独自の解釈や蛇足が付いていることもあります。

 

「情報の発信源は信頼できるところですか?信頼できる人ですか?」

 

そういう意味では、どんな分野でも難しい話は専門家に頼むのが正解です。

 

一見、正確な情報に見えても間違っていることも

 

先ほど、ネパール人と日本人との結婚について調べていました。

外国人との結婚について調べる時には、まず結婚可能な年齢を調べます。

 

私も一端の専門家を名乗っていますので、基本的な情報は押さえておかないとなりませんしね。

 

まあ、こんな基本的な情報はすぐに正確な情報を掴めるはずなのですが

 

まずはネパールの大使館のホームページを確認

外国の事は、まず最初にその国の在日大使館のホームページを見ます。

日本語表記されていますし、運営元がその国のですので正確性に期待できます。

 

ネパールの在日大使館のホームページを見てみました。

女性は18歳以上、男性は21歳以上と決められています。

早速、正解見つけた!

公的機関の情報ですので、間違いないだろう!

 

でも一応、他のサイトも見てみます。

 

国際結婚を扱う行政書士のホームページを確認

仕事としてサイト運営してますしね。しかも国家資格の専門家。

 

ただし、そのサイトの内容がどこかのコピーであることも多く、サイトの更新がされていなくて情報が古いままのことも多いので、100%信用することはできません。

 

そして、結婚可能年齢について記載のあるサイトはなかなか見つからず。ようやく見つけた行政書士の運営サイトを見てみると

女性18歳以上、男性22歳以上

となってます。

 

男性年齢、ちがうやんー!!21歳、22歳、どっち?

 

あなたはどちらの情報を信じますか?

 

さて、どっちが正しいのだろうか。間違っている可能性を検証

公的機関の情報と、生業にしている行政書士の情報と異なる情報が出て来ましたね。

このままでは間違った情報を伝えてしまうことになりますので、どちらが間違っているか検証したいと思います。

 

ネパールの在日大使館のサイトの情報

①誤訳

「21歳以上」は21歳も含まれますが、「21歳を超えて」となると22歳からです。

原文を見ていないので(というか見ても読めませんが)判断することはできません。

 

②誤記

サイトの日本語表記の担当者の力量というか、丁寧さを怪しむこともできます。

一見、日本語はおかしくないのです。

でも、本文が長いので続きはクリックして見てね、という箇所があるのですが、「つづく」ではなく「つずく」と書いてあるのです。

正しい情報を知っているのかもしれませんが、誤記してしまっているのではないかと疑ってしまいます。

 

③内政不安定

ネパールはまだまだ発展途上国で、現在の体制になったのも2008年と最近です(王政廃止)。

国として成熟に向けての過渡期とも言えますので、短期間の間に法律が変わることも考えられます。

大使館が古い法律を参照している可能性もありますね。

 

他民族・多宗教国家

 他民族・多宗教であると、単一の法律で統制を取ることは難しいです。

根付いている慣習を、ルールだからと言って廃止させたり変えさせることは一筋縄では行きません。

また、国としての統治ができていないと実運用もできません。

 

そのため、地域や民族で異なる自治法などを認めている可能性もありますし、例外規定を設けているかもしれません。

大使館が言っている婚姻年齢が、全国民を対象にしているのか、一部地域を対象にしているのか定かではないので、正しい情報とするには判断材料が足りません。

 

外国人との結婚手続き(ビザ)を扱う専門家(行政書士)のサイトの情報

 ①そもそも間違っているサイトなどからの転記

十分あり得ます。

特に外国の情報って、収集が難しいです。

だって、読めないから。話せないから。

 

となると、口コミや実体験、読むことができる書籍やWebページを元にせざるを得ません。

その参照元情報が間違っていても、気づくのは難しいです。

 

②情報が古い

ホームページを作った人だと分かると思いますが、一度書いたページの修正ってあんまりしないんですよね。

構成や見栄えをイジっても、文章の内容までメンテナンスされていないことが多いんです。

 

そのため、サイトを運営している専門家がいつ時点の情報を記載しているか不明ですので、情報が2種類ある状態では信用することができません。

 

じゃあ、最終的にどうしたの?

その国の内情を把握した上で法律を読めば導き出せるはずです。

でも、その国の専門家でもありませんので、正確な情報の取捨選択ができないのに内情なんて無理です。

法律を読むにしても、法律の文章にアクセスできませんでしたし、仮にアクセスできても読めない!翻訳ツールでも綺麗な日本語にならない!

 

大使館に電話しようかとも思いましたが、電話で本当の情報を得れるかも怪しい。

適当に答えてくるかもしれません(外国の役所は適当なところが多いので、日本の役所のような誠実性を期待しない方がいいです)。

 

で、最終的にいい情報を見つけました。

 

法務省公式ホームページに、ネパールの法律について考察しているページが!

しかも、著者が大学の教授達。

直近の法整備状況についても詳細に記載されている!

  

ただし、読み終えるのに3時間以上もかかりました。。。

 

結婚できる年齢を調べたかっただけなのに、結局5時間くらいかかったかも。

 

時間の使い方は考えた方がいい

ネパール人と日本人の国際結婚のお手伝いをしたことはまだありませんが、将来的にはある見込みです(意気込みだけですが)。

そう考えると、この5時間は専門家になるための先行投資と考えることができます。

でも、ただその時その瞬間にその情報が欲しかっただけの人にとってはどうでしょうか。

 

速攻で専門家に頼る方が時間を無駄にせずに済みますね。

私は何でも自分が理解していないと気が済まない性ですので、ついつい調べまくってしまって時間が足りません( ´△`)

 

仕事ができる人って得意分野以外は他の人に頼む人だと思って自省する今日この頃です。